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照柿との出会い

私が加納祐介を初めて知ったのは照柿です。当時、大学生だった私は新聞の本紹介系の記事で「直木賞受賞後の書き下ろし長編!!」みたいな煽り文句を見かけて、まあ、直木賞なら外れのない作家さんだろうと気軽に図書館で借りて読みました。それが高村薫さんとの最初の出会いであり、加納への恋の始まりだったわけです。

そして、大いにはまり、次々図書館で借りる一方、古書店で本を買い集めるファンになりました。

その頃はまだ腐女子なんて言葉はなく、私自身、自分にその傾向があることすら気づいてもいなかったのですが、照柿を読み終えて、初の高村作品、初の加納には、
「この、主人公がかすむくらい鮮やかに最後の場面をさらっていく脇役は何者ぞ!?」と驚いたものです。

その後2009年にようやくレディ・ジョーカーを読むまで(2001年に就職してからは高村断ちをしていました)、私は何度も照柿、マークスを読み返しては「この脇役、おかしい、何か変だ」ともやもやしてました(笑)。

マークス、照柿を通じて私の加納の印象というと、実は「背中」なのです。合田の留守中にしか訪れない加納。合田に救いの手を差し伸べる強くも優しい味方。だけどあまり表舞台には出てこない、いつも合田は、そして合田の目を通して私は、加納の背中を見ているような感じでした。なので、もう抹殺しようかという勢いの照柿文庫、「俺の背中で何か考えているだろう」だけは「考えていますとも!!」というわけで捨てられません。

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